セガハード戦記

セガハード戦記

1,980円 (税込)

9pt

4.7

「セガが好きすぎるセガ社員」「異世界に行かなかったおじさん」が語る!

約20年に渡るセガハードの戦いの歴史がこの1冊に。



本書は、セガの家庭用ゲーム機の誕生から終焉までの戦いの歴史を追った本です。

今から40年前の1983年7月15日。任天堂がファミリーコンピュータを発売したのと同じ日に、セガ初の家庭用ゲーム機SG-1000は誕生しました。それから約20年間、セガ・マークⅢ、メガドライブ、セガサターン、ドリームキャストと、セガはハードを次々と進化。市場も日本から北米、欧州へと拡大させながら、任天堂やソニーの繰り出す最強のライバルハードたちと熾烈な戦いを繰り広げていきます。

マスターシステムの逆転劇、メガドライブ/GENESISが導いた世界での躍進、セガサターンが挑んだプレイステーションとの次世代機戦争、ドリームキャストが示した未来、そして終戦へ……。

今も現役でセガに所属する著者が、波乱に満ちたセガCSハードの歴史を愛情たっぷりで振り返ります。

「失敗と敗北ではない。挑戦の歴史がここにある」



■目次

序章 セガハード前史(1970年代~)

『スペースインベーダー』から始まったビデオゲームブーム/子供たちが熱狂した「電子ゲーム」/家庭用ゲーム機とホビーパソコン/1983年、ファミコンとSG-1000が登場

第1章 SG-1000(1983年~)

日本のゲーム史に大きな影響を与えた「コレコビジョン」/急遽発売されることになったSG-1000/ファミコンに次ぐ2番手のポジションを獲得/家庭用ハード事業を本格化

第2章 セガ・マークⅢ(1985年~)

ファミコンに参入?/ファミコンの性能を上回る「セガ・マークⅢ」/メガカートリッジで巻き返しを図る

第2.5章 ゲーム雑誌(1980年代)

ゲーム専門誌『Beep』/ファミコン専門誌と攻略本ブーム/セガに寄り添い続ける『Beep』

第3章 マスターシステム(1986年~)

1986年、「セガ・マークⅢ」を海外へ/欧州では家庭用ゲーム機のシェアNo.1を獲得/日本でもセガ・マークⅢはマスターシステムに

第4章 メガドライブ(1988年~)

セガの攻勢を支えた「システム16(A/B)」/1988年、メガドライブが発売/さまざまなハードで遊べたセガのゲーム/最初の大型タイトル『ファンタシースターⅡ』/人気に火をつけるはずだった『テトリス』の発売中止/『大魔界村』を皮切りにヒット作が続々登場/海外でGENESISを発売/シャイニングシリーズの誕生とRPG/セガの看板タイトル『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』/CD-ROMを巡る「メガCD」と「PCエンジンDuo」の戦い/1992年、メガドライブの主戦場はアメリカへ/3Dブームの始まり『バーチャレーシング』/1993年、熾烈を極めるシェア争い/海外では拡大が続く一方、日本では雌雄が決する/次世代機の先陣を切った「3DO」/時代は3Dポリゴンゲームへ

第5章 ゲームギア(1990年~)

ゲームボーイが空前の大ヒットを記録/画面のカラー化で差別化を図ったゲームギア/最終的に1000万台を売り上げる

第6章 セガサターン(1994年~)

次世代ゲーム機戦争、開戦前夜/プレイステーションが与えた衝撃/1994年の年末商戦、「次世代ゲーム機戦争」第1ラウンド/ソニーとセガ、それぞれが業界に起こした変革/1995年の第2ラウンドはセガサターンが勝利/「ファイナルファンタジーⅦ、始動」/充実した1996年のセガサターンラインナップ/国内合計500万台を売り上げるプレイステーション/『ドラゴンクエストⅦ』とセガバンダイ/伸びるプレイステーション、失速するセガサターン/継続が困難となるセガサターン/セガサターンからドリームキャストへ

第7章 ドリームキャスト(1998年~)

夢を伝えるために総力戦へ/インターネット標準対応への挑戦/発売開始とプレイステーション2の影/意欲的な新作が続くが……/届かない目標200万台/プレイステーション2とDVD/待望のオンラインRPG登場/家庭用ハード事業からの撤退を発表/「創造は生命」を体現したハード

第8章 その後(2002年~)

拡大の一途をたどるビデオゲーム市場/20年ぶりの家庭用ハード発売



■著者プロフィール

奥成洋輔(おくなり・ようすけ)

1971年生まれ。1994年に株式会社セガ・エンタープライゼス(現・セガ)入社。セガサターンおよびドリームキャスト向けタイトルのパブリシティ、PS2以降のゲームプロデューサーなどを担当。2005年以降は過去タイトルの復刻を数多く手掛ける。主な作品にPS2「セガエイジス2500」シリーズ、Wii「バーチャルコンソール」セガハードタイトル、ニンテンドー3DS「セガ3D復刻プロジェクト」、『メガドライブミニ』『同・2』『ゲームギアミクロ』など。

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セガハード戦記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    isi

    購入済み

    セガハード好きにはマストな一冊

    セガハード関係の話は嘘が色々とあるのだが、この本はセガ社員が書いているために内容が信頼できる点が非常によい。
    セガがいつの時点でどのような判断をしていたのか、それが時系列にまとめてある。
    著者がメガドライブミニに関わっているものの、この本はドリームキャストまでのハードを追った内容のためメガドライブミ

    #深い #タメになる

    1
    2023年07月23日

    Posted by ブクログ

    「セガ」が世に送り出した全ハードの通史。今までありそうでなかった一冊。およそ30年間、セガはハードをつくり続けてきたが、結局一度も覇権を奪うことなく撤退した。しかし、その歴史の中でトップを奪うチャンスは何回かあった事が分かる。
    セガという特殊なハードメーカーの立ち位置と、その視点から家庭用ゲームの歴

    0
    2024年01月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    評価には懐かしみ加点があります

    P16 老若男女でにぎわっていた
    盛りすぎ
    P17 「スペースインベーダー」もどき
    「スペースファイター」、「スペースアタック」はスルーですか
    P24 「アタリショック」は学術的にも研究対象になっていたかと
    英語の名前は違うけど
    P106 『テトリス』…通ったなあ

    0
    2023年12月26日

セガハード戦記 の詳細情報

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