明治期に埋まった姫路城の外堀、令和に発掘 治水・利水機能も判明

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姫路城大天守=姫路市本町で2023年7月18日、村元展也撮影
姫路城大天守=姫路市本町で2023年7月18日、村元展也撮影

 姫路市埋蔵文化財センターは18日、姫路城の大天守から南西約1キロの城下町(姫路市福中町)で、城を囲む外堀の石垣の一部を発掘調査で確認したと発表した。城郭西側を南北に流れる船場(せんば)川と並行する場所で、城の防御だけでなく、川の水を引き込むことで治水・利水の機能を兼ね備えていたことが判明した。

 民間開発に伴い、2023年3月から船場川東岸の542平方メートルを調査した。確認された外堀は長さ30メートル、幅10メートル。西面(船場川側)石垣は9段で高さ2・6メートル、東面石垣は7段で高さ1・7メートル。全長約4・2キロある外堀は明治期以降に全て埋め立てられて街区になっており、両面の石垣が大規模に確…

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