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SNSで晒し・・誹謗中傷される被害にあったら・・・・? ~その1


|SNSでの晒し・・どうしたらいいの?

SNSで晒し(さらし)や誹謗中傷の被害を受けたことあるかな?

SNSの普及とともに最近多い誹謗中傷事案。
もしあなたが知らないうちに、あなたを侮辱したり、誹謗中傷するような記事やあなたの顔写真などがSNSに勝手にあげられ、プライバシーが侵害されるようなことがあったら・・・

イラスト:AC

こんなつらいことないよね!
さてさてどうしたらいいでしょう。

|「誹謗中傷」ってどういうことなのかな・・

誹謗中傷事案が増えてきたがなかなか刑罰を科することができなかった。
そこで刑法が一部改正された。

一般的に「誹謗中傷」事案とは
具体的な事実を上げないで他人の外部的評価を害するような行為をすること
をいう。

誹謗中傷事案は、その中傷記事の内容によって刑法の犯罪として問議されることになる。

例えば、「頭が悪い」「気持ちが悪い」のような個人の主観による誹謗中傷でも、人の評価をおとしめる可能性がある場合には「侮辱罪」が適用されることがある。

また、脅迫や危害を予告する内容の場合には、「脅迫罪」や「殺人予備罪」などになることも。

|誹謗中傷事案の相談は

① 警察に相談

どのような内容にせよ、自分自身を誹謗中傷する記事があることに気がついたら、速やかに警察に相談すべきである。

担当は、警察署の「生活相談係」。
記事の内容等が名誉毀損罪侮辱罪などの犯罪にあたるのか、以後の対応をどうしたらよいかなどについて相談してみる。

💫 命身体等への危害告知がある場合は直ちに!

嫌がらせ記事の中には、殺害や身体・財産などへの危害を与えることを内容とするもの、例えば「お前を今月中に殺す。」とか「死ね!」などというような内容が頻繁にあげられ、またリツイートされて拡散されていることがある。

生命や身体等に危害を与えることを内容とするものは、悪質で危険な行為といえる。
いたずらなのか真に危害を与えることを予告しているのかがわからない場合が多い。

とはいえ対応が遅れると最悪の結果が生じる可能性もあるので、「緊急性の高い事案」といえる。
ゆえに、気がついたらすぐに警察に相談すべき。

② 誹謗中傷の相談~弁護士

費用が必要にはなるかもしれないが弁護士に相談するのもよい。
警察等の捜査機関は犯罪の予防や犯人の検挙という点では専門家、でもその後に続く損害賠償手続きや民事裁判は行わない
相手方が判明し、記事の削除や損害賠償に任意に応じてくれれば、弁護士を依頼して裁判手続きをとる必要はないが・・・。しかし、法律的な手続きが必要な場合には弁護士に相談するのがよい。

③ 誹謗中傷の相談~学校や職場、家族等

学校生活に絡む内容、いじめ、発信者が特定されていて学校関係者(同級生等)である場合や社内関係者と思われる誹謗中傷などには、学校や社内の担当部署に相談または報告をする必要があるかもしれません。
また家族とも情報を共有しておきましょう。

以下次回に書きます。

イラストAC


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