公明が異例の「大量落選」 東京・練馬区議選で4人、全区議選では擁立152人中8人 その理由は?

2023年4月24日 22時25分
 23日に投票された東京特別区の区議選で、公明党の公認候補152人のうち8人が落選した。前回は擁立した150人が全員当選。一昨年の都議選でも23人全員が当選するなど高い当選率を誇っていただけに、「考えられない状況だ」(党都本部関係者)と動揺が広がっている。

◆山口代表「新規参入の陣営が高得票した分、届かず」

 港、目黒、杉並、大田区で各1人が落選し、練馬区は11人中、現職4人が届かなかった。定数50の練馬区は48位(2991票)から54位(2878票)までの7人が公明候補。50番目の最下位当選と次点の差は30票だった。

東京都練馬区議選の開票結果(東京新聞 TOKYO Webより抜粋)

 山口那津男代表は24日の記者会見で、全国的に躍進した日本維新の会が東京23区内でも議席を伸ばしたことに触れ、「新規参入の陣営が高得票した分、わずかに当選ラインに届かない人が出てしまった。教訓を今後にいかしたい」と述べた。練馬区で維新は公認候補3人が当選した。
 公明党は今回、統一地方選前半戦の愛知県議選や大阪市議選などでも落選者を出した。

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